レイモンド・レビューバー
『マジカル・ミステリー・ツアー』のストリップのシーンで使われたところ


レイン Rain
シングルペイパーバック・ライター、パスト・マスターズ2収録 3分0秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ジョン、ポール、ジョージ)
レコーディング 1966年4月14日、16日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ジェフ・エメリック
初めてテープの逆回転をとり入れた曲。エンディングのボーカルは冒頭のフレーズを逆回転させたもの。リンゴはビートルズ・ナンバーのなかでこの曲のドラミングをベストと語っている。


レズリー・ブライス
写真家
ショーン・オマホーニー発行の「ビートルズブック」(後の月刊ビートルズ)公認の写真家に選ばれたことでその後他の写真家が立ち入れなかった場所でも彼は密着することが許された。ビートルズの世界各国への旅にも同行している


レット・イット・ビー LET IT BE
イギリス 1970年5月8日 (モノラル / ステレオ)
日本 1970年6月5日 (ステレオ)
初CD化 1987年10月19日 (モノラル) 主要国で同時発売 日本盤CD番号 / CP32 - 5333
日本盤新装再発CD 1998年3月11日 (モノラル) / TOCP-51123

【収録曲】
トゥ・オブ・アスTwo Of Us ディグ・ア・ポニーDig A Pony アクロス・ザ・ユニバースAcross The Universe アイ・ミー・マインI Me Mine ディグ・イットDig It レット・イット・ビーLet It Be マギー・メイMaggie Mae アイヴ・ガッタ・フィーリングI've Got A Feeling ワン・アフター・909The One After 909 ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロードThe Long And Winding Road フォー・ユー・ブルーFor You Blue ゲット・バックGet Back


レット・イット・ビー Let It Be
■シングル・バージョン
シングル、パスト・マスターズ2、青盤収録 3分50秒
詞曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン、ジョージ)
レコーディング 1969年1月31日、4月30日 アップル・スタジオ(1969年)、アビイ・ロード・スタジオ(1970年)
プロデューサー ジョージ・マーティン(1969年)、クリス・トーマス(1970年)
エンジニア グリン・ジョンズ(1969年)、ジェフ・ジャラット(1970年)
解散前最後のオリジナル・シングル。ビートルズの代表曲のひとつ。ポールがみずからの心境を歌う。ハモンド・オルガンはビリー・プレストン。

■アルバム・バージョン
レット・イット・ビー収録 4分3秒
ボーカル ポール(ジョン、ジョージ)
レコーディング 1969年1月31日、1970年1月4日 アップル・スタジオ(1969年)、アビイ・ロード・スタジオ(1970年)
プロデューサー フィル・スペクター
エンジニア グリン・ジョンズ(1969年)、フィル・マクドナルド(1970年)
フィル・スペクターが再プロデュースしたバージョン。別テイクのギター・ソロを採用し、エンディングのフレーズをもう一度くりかえすように編集している。

■リハーサル
アンソロジー3 4分4秒
ボーカル ポール
レコーディング 1969年1月25日、31日(エンディング) アップル・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア グリン・ジョンズ
マスター・バージョンの6日前に録音されたリハーサル・テイク。また別のギター・ソロと、レコードでは消されてしまうジョンのベースを聴くことができる。


レット・イット・ビー
ビートルズ最後の映画。ゲット・バック・セッションの一部始終を撮ったテープから抜粋されたドキュメンタリーで、リハーサルのようすやメンバーの会話などが収められ、最後はアップル屋上でのライブでしめくくられている。なかには、ジョージのギターの弾き方についてポールがかなり厳しく口をはさむシーンもあり、グループ内の緊張した空気が伝わってくる。「ゲット・バックする」という当初の意図とはうらはらに、結果的には、ビートルズ解散までの経緯を克明に記録することになってしまった。公開がポールの脱退宣言のあとだっただけに、ファンにとっては悲哀に満ちた作品。監督はマイケル・リンゼイ=ホッグ。


レディ・マドンナ Lady Madonna
シングル、パスト・マスターズ2、青盤収録 2分16秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン、ポール、ジョージ)
レコーディング 1968年2月3日、6日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ケン・スコット(3日)、ジェフ・エメリック(6日)
イギリスで17枚目のシングル。サックスをフィーチャーした1950年代風のロック・ナンバー。ポールはファッツ・ドミノ風のピアノを弾き、エルビス・プレスリー風のボーカルを聴かせる。

■テイク3&4のリミックス
アンソロジー2収録 2分21秒
ボーカル ポール
レコーディング 1968年2月3日、6日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ケン・スコット(3日)、ジェフ・エメリック(6日)
マスター・バージョンに使われたテイクのリミックス。ベースは入っていない。


レボリューション Revolution
シングル・ヘイ・ジュード、パスト・マスターズ2、青盤収録 3分23秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン
レコーディング 1968年7月10日、11日、12日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ジェフ・エメリック
ジョンがビートルズ時代に初めて手がけた社会的なメッセージ・ソング。ここでは「破壊活動の仲間には入れないでくれ」ときっぱり言っている。エレクトリック・ピアノはニッキー・ホプキンス。


レボリューション1 Revolution1
ザ・ビートルズ収録 4分15秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ジョン、ポール、ジョージ)
レコーディング 1968年5月30日、31日、6月4日、21日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ピーター・バウン(6月4日)、ジェフ・エメリック(その他)
スロー・バージョン。もともとは10分以上あったが、後半の6分は「レボリューション9」のベーシック・トラックとなった。イントロの音にタイプライターを使い、ジョンは床に寝そべって歌っている。「仲間には入れないでくれ」と歌ったあとで遠慮がちに「入れてくれ」とつけ加える。


レボリューション9 Revolution 9
ザ・ビートルズ収録 8分21秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル なし
レコーディング 1968年5月30日、6月6日、10日、11日、20日、21日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ジェフ・エメリック
ジョンとヨーコの共同作品と言える前衛的な作品。30本以上のエンドレス・テープをもとにしたサウンド・コラージュ。


Lend Me Your Comb
レンド・ミー・ユア・コーム
アンソロジー1収録 1分49秒
詞・曲 ケイ・トゥーミ−フレッド・ワイズ−ベン・ワイズマン ボーカル ジョン、ポール、ジョージ
レコーディング 1963年7月2日メイダ・ベイル・スタジオ
プロデューサー テリー・ヘネベリー
エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第5回より。カール・パーキンスが1957年に発表した曲。途中で唐突にテンポが変わるところが印象的。