ライク・ドリーマーズ・ドゥ Like Dreamers Do
アンソロジー1収録 2分35秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール
レコーディング 1962年1月1日 デッカ・スタジオ
プロデューサー マイク・スミス /エンジニア 不明
デッカ・オーディションより。歌詞は典型的なラブ・ソングだが、イントロのコード進行が斬新。複雑なベース・ラインを弾きながらもしっかりしたボーカルをとっているところに、ポールの作曲家&ベーシストとしての才能がうかがえる。1964年にアップルジャックスにプレゼントされた。


来日
1966年6月29日午前3時44分、ビートルズが羽田空港に到着。警備にあたった3万人の警官隊に見守られるなか、宿泊先となるホテルまで、交通規制された高速道路をパトカーの先導で移動した。ホテルでも厳戒体制がしかれており、4人はコンサートやほんのつかのまの「脱走」以外には、ほぼ完全にホテルで「軟禁」状態にあった。公演は日本武道館で30日から7月2日までの3日間で計5回行なわれ、抽選で選ばれた幸運な5万人の日本のファンがビートルズを観た。警備上の理由ということもあって、アリーナ席はなく、演奏中も客席の照明は明るいままだった。ビートルズの来日は、実にものものしい雰囲気につつまれていた。


ラディック (すった@わてB)
言わずと知れた、ドラムメーカーの老舗。

パワフルなサウンドに適し、作りも頑丈で、現在も根強い人気を誇っている。
当時は主に「ジャズ用ドラム」を生産していた。
Ringoが使用したのは「オイスターブラック(ブルーノート)」のジャズキット。

購入動機は楽器店のショウウインドウに飾られていたこのセットに一目ぼれしたと言う事らしい(事実は定かではない)。
サイズ(口径 x 深さ)はベースドラムが18in x 12in、タムが12in x 8in、フロアタムが14in x 14in、スネアドラムが14in x 5in。
2台目のキットは1965年にラディック社からプレゼントされた。
その後、コンサートに合わせ、サイズをベースドラムが22in、タムが13in、(各深さは同じ)フロアタムが16in x16inと大きくしている。
使用ヘッドは、ウェザーキングのコーテッド(白いヘッド)を使用している。
キックペダルはラディックの代名詞とも言える、「スピードキング(現在も生産しているが、所々マイナーチェンジしている)」を使用。
当時としては画期的な、内蔵ダブルスプリングを採用している。また、ドライブ部分に当時はベルトを使用していたキックペダルが多い中、金属プレートを使用し、ジョイントの部分が微妙にヘッドに当たる為、他メーカーでは出せない微妙なミュートが掛かり、またビーター(ヘッドを叩く部分)のブレを防止する役目を果たしている。3分割にバラして収納する事も可能で、持ち運びも簡単便利。踏み心地も悪くなく、使っているドラマーも多い。
難点を言えばグリスをさしてやる部分が多く、油切れを起こしてくるとノイズが出るところ。後期では「ビッグ・ビート」と呼ばれるキットを使用。映画「レットイットビー」で使用されたもの。Ringo自身、スペシャル・メイドと絶賛している。サイズは、ベースドラム22in、タムタム12in、13in x 9in、フロアタム16in。ヘッドはウェザーマスター・コーテッドを使用、ベースドラムのフロントヘッド、フロアタムのボトムヘッドは装着していない。ベースドラムもドライなサウンドを好んだようで、毛布のようなものでミュートしている。レットイットビー辺りのドラムサウンドからしても、個々の太鼓にバスタオルを乗せてミュートするなど、曲の雰囲気を大事にする工夫を凝らしていた。

因みに、ドラムセットのヘッドをミュートする事を世界ではじめてメジャーにし、それを利用してレコーディングしたものRingoである。


ラバー・ソウル RUBBER SOUL
イギリス 1965年12月3日 (モノラル / ステレオ)
日本 1966年3月15日 (ステレオ) 1982年1月21日 (モノラル)
初CD化 1987年4月30日 (ステレオ) 主要国で同時発売 日本盤CD番号 / CP32 - 5326
日本盤新装再発CD 1998年3月11日 (ステレオ) / TOCP-51116

【収録曲】
ドライヴ・マイ・カーDrive My Car ノーウェジアン・ウッド(ノルウェーの森)Norwegian Wood (This Bird Has Flown) ユー・ウォント・シー・ミーYou Won't See Me ひとりぼっちのあいつNowhere Man 嘘つき女Think For Yourself 愛のことばThe Word ミッシェルMichelle 消えた恋What Goes On ガールGirl 君はいずこへI'm Looking Through You イン・マイ・ライフIn My Life ウェイトWait 恋をするならIf I Needed Someone 浮気娘Run For Your Life


ラヴィ・シャンカール
1920年4月7日にインドで生まれた音楽家。
ジョージは、1966年6月にロンドンで行なわれたコンサートでラヴィのシタールを聴いて以来、ラヴィに夢中になり、師事するようになった。

ラヴィは音楽ばかりではなく、インドの思想の面でもジョージに影響を与え、ジョージはますますインドへ傾倒していく。ジョージはその後ラヴィの映画に出演したり、1997年にはラヴィのアルバム“CHANTS OF INDIA”をプロデュースするなど、ふたりのつながりは現在も変わらない


ラブ オブ ザ ラブド Love Of The Loved
ポールの作品 後にシラ・ブラックによってレコーディングされた


ラヴ・ミー・ドゥ Love Me Do
■シングル・バージョン
シングル、パスト・マスターズ1収録 2分22秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン)
レコーディング 1962年9月4日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
デビュー・シングル。ポールが10代のころに書き、サビをジョンが手伝った。ジョンのハーモニカをフィーチャーしている。このバージョンのドラムはリンゴ。
■アルバム・バージョン
プリーズ・プリーズ・ミー、EPザ・ビートルズ・ヒッツ、赤盤収録 2分19秒/ボーカル ポール(ジョン)
レコーディング 1962年9月11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ロン・リチャーズ /エンジニア ノーマン・スミス
リンゴのドラムに不安を感じたマーティンがセッション・ドラマーのアンディ・ホワイトを起用。リンゴはタンバリンを叩いている。
■テスト・バージョン
アンソロジー1 収録 2分31秒/ボーカル ポール
レコーディング 1962年6月6日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
1994年にジョージ・マーティン宅で見つかったアセテート盤より。アビイ・ロード・スタジオでの初レコーディングである。ドラムはピート・ベスト。ゆったりとしたテンポで、サビと間奏でリズムを変えるアレンジを試みているが、いまひとつ合っていない。ポールのボーカルがぎこちないところはかえって新鮮。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 2分29秒
ボーカル ポール/レコーディング 1963年7月10日 エオリアン・ホール
プロデューサー テリー・ヘネベリー/エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第6回より。レコーディングよりずっとリラックスした演奏。


ラヴ・ユー・トゥ Love You To
リボルバー収録 2分58秒 /詞・曲 ジョージ ボーカル ジョージ
レコーディング 1966年4月11日、13日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック
ジョージがシタールを念頭において作った最初の作品。シタールとタブラの響きをバックにゆったりと歌われる。詞も哲学的で深みがある。


ラヴリー・リタ Lovely Rita
サージェント・ペパー収録 2分42秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン、ジョージ)
レコーディング 1967年2月23日、24日、3月7日、21日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ジェフ・エメリック
駐車違反でつかまったポールが、そのときの婦人警官をモデルに作ったユーモラスな作品。くしとトイレット・ペーパーをパーカッションに使っている。ピアノはジョージ・マーティン。


ラリー・パーンズ
50年代から60年代にかけてイギリスのロックンロールの王者と呼ばれ、イギリスの業界に広く名前の知れ渡っていたプロモーター兼マネージャー
1960年 シルヴァービートルズを名乗っていた頃オーディションを受け2週間のスコットランド巡業の仕事をもらう これが彼らにとって初めての巡業 この頃はまだドラマーがいなかったので臨時のドラマーとしてトマス・モアというドラマーが同行した


ラン・フォー・ユア・ライフ 浮気娘 Run For Your Life
ラバー・ソウル収録 2分18秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール、ジョージ)
レコーディング 1965年10月12日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
エルビス・プレスリーの「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」の歌詞を一部引用したアメリカン・タイプの曲。ジョン自身はこの曲を嫌いだと語っていた。