オクトパス・ガーデン Octopus's Garden
アビイ・ロード、青盤収録 2分49秒 /詞・曲  リンゴ ボーカル リンゴ(ポール、ジョージ、リンゴ)
レコーディング 1969年4月26日、29日、7月17日、18日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ビートルズ(4月26日)、クリス・トーマス(4月26日、29日)、ジョージ・マーティン(7月)/エンジニア ジェフ・ジャラット(4月)、フィル・マクドナルド(7月)
リンゴのオリジナル2作目。『ホワイト・アルバム』のセッションを抜けたときに思いついた曲。曲作りはジョージが手伝っている。SEは「イエロー・サブマリン」に似ている。
■テイク2
アンソロジー3収録 2分48秒
ボーカル リンゴ
レコーディング年月日 1969年4月26日
レコーディング場所 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ビートルズ
エンジニア ジェフ・ジャラット
ガイド・ボーカル入りのベーシック・トラック。1番の歌詞のみ3回くりかえしている。SEやコーラスはまだ加えられていない。


オー!ダーリン Oh! Darling
アビイ・ロード収録 3分26秒/作詞作曲者名 ジョン−ポール/ボーカル ポール(ポール)
レコーディング 1969年4月20日、26日、7月23日、8月8日、11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー クリス・トーマス(4月)ジョージ・マーティン(7月、8月)/エンジニア ジェフ・ジャラット(4月)、ジェフ・エメリック&フィル・マクドナルド(7月、8月)、トニー・クラーク(8月8日)
1950年代風のロック・ナンバー。パワフルな声を出すために、ポールは毎日早めにスタジオ入りしてリハーサルを重ねていた。ジョンはのちに「僕ならもっとうまく歌えたのに」と語る。
■リハーサル
アンソロジー3収録 4分7秒/ボーカル ポール/ジョン
レコーディング年月日 1969年1月27日
レコーディング場所 アップル・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア グリン・ジョンズ
ゲット・バック・セッションでのリハーサル・テイク。冒頭部分は録音オペレーターが出だしをとりそこねたため入っていない。ポールはベースを弾き、ビリー・プレストンがキーボードを弾いている。最後にジョンが「ヨーコの離婚が成立した。自由だ」と叫んで、アドリブで歌う。


オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ Ob-La-Di, Ob-La-Da
ザ・ビートルズ、青盤収録 3分7秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン、ジョージ)
レコーディング 1968年7月8日、9日、11日、15日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ジェフ・エメリック
スカのリズムをとり入れたカリプソ風のナンバー。完成までに3回も作りなおされた。夫婦が幸福な家庭を築くという内容だが、最後に愉快なオチがついている。イントロのピアノはジョンがやけになって叩いた。
■オリジナル・バージョン
アンソロジー3収録 TIME 2分54秒/ボーカル ポール
レコーディング年月日 1968年7月3日、4日、5日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ジェフ・エメリック
3本のサックスとコンガが重ねられたアウトテイク。外部のミュージシャンを招いての録音がボツになった最初の例。アコースティック・ギターが前面に出たアレンジ。歌詞のオチはまだない。


オリヴィア・ハリソン(オリヴィア・トリニダッド・アーリャース)
ロサンジェルスのA&Mレコードの広告部門助手として働いていたオリヴィアは1974年ジョージとであった。ジョージは彼女をダークホースレーベルの秘書として雇い二人は親しい仲になった


オリンピア・コンサート・ホール
ビートルズをはじめ、エルトン・ジョン、ライザ・ミネリ、ローリング・ストーンズらが演奏したパリのホール
1893年創立、パリの中心に位置し、2000席を有する。シャルル・アズナブール(Charles Aznavour)やシャルル・トレネ(Charles Trenet)など、ほとんどのフランスの人気歌手がここでコンサートを行なった


オール・アイヴ・ゴット・トゥー・ドゥ All I've Got To Do
ウィズ・ザ・ビートルズ収録 2分1秒 /詩・曲ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール、ジョージ)
レコーディング 1963年9月11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
スモーキー・ロビンソン風にやろうとした曲だが、アーサー・アレキサンダーの「アンナ」のリズム・パターンとボーカルをひきついでいる。コードが4つしかないわりには、じっくりと作られている。


オール・シングス・マスト・パス All Things Must Pass
アンソロジー3 3分7秒 /詞・曲 ジョージ ボーカル ジョージ
レコーディング 1969年2月25日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー 不在 /エンジニア ケン・スコット
ジョージがひとりでデモ・レコーディングしたテープから、ギターとボーカルだけの演奏。1970年11月にソロ・アルバムのタイトル・ナンバーとして発表される。


オール・トゥゲザー・ナウ All Together Now
イエロー・サブマリン 2分10秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ)
レコーディング 1967年5月12日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー 不在 /エンジニア ジェフ・エメリック
アニメーション映画『イエロー・サブマリン』の挿入歌。童謡風の歌詞を持つポールらしいハッピー・ソング。


オールド・ブラウン・シュー Old Brown Shoe
シングル・ジョンとヨーコのバラード、パスト・マスターズ2、青盤収録 3分17秒/作詞作曲者名 ジョージ ボーカル ジョージ(ジョージ)
レコーディング 1969年4月16日、18日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン(16日)、クリス・トーマス(18日) /エンジニア ジェフ・ジャラット
ブギ・ウギ調の軽快な曲。ジョージの弾くメロディアスなベースがサウンドをひきたてている。キーボードはビリー・プレストン。
■デモ
アンソロジー3収録 3分1秒 /ボーカル ジョージ
レコーディング 1969年2月25日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー 不在 /エンジニア ケン・スコット
ジョージがピアノ、ベース、ギター、ボーカルをすべてひとりでこなしている。


オール・マイ・ラヴィング All My Loving
・ウィズ・ザ・ビートルズ  EPオール・マイ・ラヴィング 赤盤収録 2分6秒/詩・曲ジョン−ポール ボーカル ポール(ポール) 
レコーディング 1963年7月30日 アビイ・ロード・スタジオ 
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
三連符を刻むジョンのリズム・ギターは名演。間奏ではジョージが得意のチェット・アトキンス奏法(メロディをピックで弾き、装飾音を残りの指で弾く)を披露する。
■アンソロジー1 2分19秒 
ボーカル ポール(ジョージ)
レコーディング 1964年2月9日 CBSテレビ・スタジオ(ニューヨーク)
プロデューサー エンジニア 不明
全米で7300万人が観たテレビ番組『エド・サリバン・ショー』の1曲目。アメリカで初の生演奏を失敗したくないためかキーを半音下げている。
■ライヴ・アット・ザ・BBC 2分4秒
ボーカル ポール(ジョージ)
レコーディング 1964年2月28日 BBCピカデリー・スタジオ
プロデューサー ブライアント・マリオット/エンジニア 不明
『フロム・アス・トゥ・ユー』第2回より。レコードでポールのダブル・トラックになっている部分は、メロディをジョージ、ハーモニーはポールという分担になっている。
■スーパー・ライヴ
1分56秒 ボーカル ポール(ジョージ)
レコーディング ハリウッド・ボウル(ロサンジェルス)
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック
会場の熱気のせいもあってか、演奏のスピードは速い。エンディングにはアドリブ・ボーカルが少し入る。


オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 愛こそはすべて All You Need Is Love
シングル、マジカル・ミステリー・ツアー、イエロー・サブマリン、青盤 3分48秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ジョン、ポール、ジョージほか)
レコーディング 1967年6月14日、19日、23日、24日、25日 オリンピック・サウンド・スタジオ(14日)、アビイ(その他)
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア エディ・クレイマー(14日)、ジェフ・エメリック(その他)
史上初の衛星生中継テレビ番組『アワ・ワールド』で世界31か国へ向けて放送されたメッセージ・ソング。イントロに「ラ・マルセイエーズ」、エンディングに「イン・ザ・ムード」「グリーンスリーブス」などのメロディが使われている。ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、エリック・クラプトンらがコーラスに参加。


オンリー・ア・ノーザン・ソング Only A Northern Song
イエロー・サブマリン収録 3分23秒 /作詞作曲者名 ジョージ ボーカル ジョージ
レコーディング 1967年2月13日、14日、4月20日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ジェフ・エメリック
ジョンとポールの作品を管理するノーザン・ソングスにジョージがあてつけた曲。もともとアルバム『サージェント・ペパー』用にレコーディングされ、サイケデリックなSEが随所に入っている。ジョージはハモンド・オルガンを弾いている。
■テイク3&12のリミックス
アンソロジー2収録 2分43秒/ボーカル ジョージ
レコーディング 1967年2月13日、14日、4月20日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック
マスター・バージョンのもとになった演奏にアウトテイクのボーカルをオーバーダビングし、回転を上げている。