マイ・ボニー My Bonnie
アンソロジー1収録 2分41秒
詞・曲 トラディショナル(アレンジ:トニー・シェリダン) ボーカル トニー・シェリダン /レコーディング 1961年6月22日 フリードリヒ・エベルト・ホール(ハンブルク)
プロデューサー ベルト・ケンプフェルト /エンジニア カール・ハインツ
ブライアン・エプスタインがビートルズを知るきっかけになったとも伝えられる曲。2度目のハンブルク巡業のあいだに、トニー・シェリダンのバック・バンドとしてレコーディングし、シェリダンのシングルにもなった。ベースはポール、ドラムはピート。


マギー・メイ Maggie Mae
レット・イット・ビー収録 0分38秒 /詞・曲 トラディショナル(アレンジ:ジョン−ポール−ジョージ−リンゴ) ボーカル ジョン(ポール)
レコーディング 1969年1月24日 アップル・スタジオ
プロデューサー 不在 /エンジニア グリン・ジョンズ
リバプールに古くから伝わるトラディショナル・ソングをとりあげ、セッションのあいまに即興で演奏した。ジョンとポールはリバプールなまりで歌っている。


マザー・ネイチャーズ・サン Mother Nature's Son
ザ・ビートルズ収録 2分47秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール
レコーディング 1968年8月9日、20日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ケン・スコット
マハリシの講義をもとにポールが作ったフォーク・バラード。美しい自然を歌い込んだ情緒豊かな曲。ジョン、ジョージ、リンゴは不参加。
■テイク2
アンソロジー3収録 3分16秒/ボーカル ポール
レコーディング 1968年8月9日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ケン・スコット
オーバーダビングされる前の、ポールの弾き語りだけのテイク。演奏の前後にはポールの話し声も収録されている。


マーサ・マイ・ディア Martha My Dear
ザ・ビートルズ収録 2分28秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール
レコーディング 1968年10月4日、5日 トライデント・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア バリー・シェフィールド
ポールが愛犬マーサを題材にしたバロック調の作品。ポール以外の演奏者はストリングスのみ


マジカル・ミステリー・ツアー  MAGICAL MYSTERY TOUR
アメリカ 1967年11月27日 (モノラル / ステレオ)
日本 1968年12月5日 (ステレオ)
イギリス 1976年11月19日 (ステレオ)
初CD化 1987年9月22日(ステレオ) 主要国で同時発売 日本盤CD番号 / CP32 - 5334
日本盤新装再発CD 1998年3月11日 (ステレオ) / TOCP-51124

【収録曲】
マジカル・ミステリー・ツアーMagical Mystery Tour フール・オン・ザ・ヒルThe Fool On The Hill フライングFlying ブルー・ジェイ・ウェイBlue Jay Way ユア・マザー・シュッド・ノウYour Mother Should Know アイ・アム・ザ・ウォルラスI Am The Walrus ハロー・グッドバイHello, Goodbye ストロベリー・フィールズ・フォーエバーStrawberry Fields Forever ペニー・レインPenny Lane ベイビー・ユーアー・ア・リッチマンBaby You're A Rich Man 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)All You Need Is Love


マジカル・ミステリー・ツアー Magical Mystery Tour
マジカル・ミステリー・ツアー、EPマジカル・ミステリー・ツアー、青盤収録 2分49秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン、ポール、ジョージ)
レコーディング 1967年4月25日、26日、27日、5月3日、11月7日 レコーディング場所 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア マルコム・アデイ(5月)、ジェフ・エメリック(その他)
同名テレビ映画の主題歌。ブラスを多用し、はつらつとしたサウンドに仕上げている。ファンファーレのようなトランペットはポールのアイデア。マル・エバンズとニール・アスピノールがパーカッションで参加。


マジカル・ミステリー・ツアー テレビ映画“MAGICAL MYSTERY TOUR”
ビートルズが初めて監督・製作・脚本・音楽すべてをみずから行なった映画。内容はタイトルが示すとおり、4人とそのほかの乗客たちがカラフルにペイントされたマジカル・バスに乗ってミステリアスな旅に出るというもの


マジック・クリスチャン
1969年 リンゴが出演した映画 主題歌はバッド・フィンガー ピーター・セラーズと共演したコメディ映画 ジョンとヨーコも顔を見せている


マージービート
リヴァプールの中心部を流れるマージー河の周辺に生まれたビートグループのサウンドは自然にマージービートと呼ばれ始めた
ブライアンエプスタインは1969年にジェリー&ペースメーカーズ等を出演させマージー河周辺のビートグループをテーマにした映画 FERRY CROSS THE MERSEYを製作した


マージービート誌
その名のとおり、リバプールを含む地元マージー川周辺でかなり有力だった音楽誌。ジョンのアート・カレッジ時代の友人ビル・ハリーが1961年7月6日に創刊した。創刊号には、ジョンが「ある日、燃えさかるパイに乗った男が現れて、『おまえたちはeをaに変えたビートルズだ』とお告げがあった」というビートルズのグループ名の由来についておもしろおかしく書いている。その後もジョンは「ビートコマー」というペンネームでときどきコラムを書いていた。当然のことながら同誌の人気投票でもビートルズは断然トップ、‘Love Me Do’も発売直後にチャートで1位を獲得した。


マジッククリスチャン THE MAGIC CHRISTIAN
“CANDY”に続いてリンゴが単独出演した映画。リンゴは準主役としてピーター・セラーズと共演
ユル・ブリンナーやクリストファー・リーをはじめ多数の有名人が出演し、ジョンとヨーコもほんの少しだけ登場する。主題歌はポールが作曲した‘Come And Get It’で、当時アップルの新人だったバッドフィンガーが演奏している。


マーティンD-28(トッポ@わてB)
フォークギターの老舗メーカー。音は実に繊細きらびやかで歯切れもよい。「ハローグットバイ」のプロモーションでジョンが抱えているのがそれである。その他レコーディングでも多用される


マッカートニー
“McCARTNEY”はポールの初のソロ・アルバム
最後までビートルズの存続を望んでいたポールだったが、ジョンの脱退を思いとどまらせることができずに、みずからもグループに見切りをつけてソロ活動を開始したものと思われる。

発売1週間前に配られたプレス向け試聴盤に付いていたプレス・キットのなかで、ポールはビートルズ脱退を表明。それが報道され、一大センセーションが世界を駆けめぐることとなった。

ポールが最終的に脱退を決断したのは、アラン・クラインが“LET IT BE”のリリースとかちあわないようにするため、このポールのアルバムの発表を阻止しようとしたことにあると言われる。


マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー Maxwell's Silver Hammer
アビイ・ロード収録 3分26秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ポール、ジョージ)
レコーディング 1969年7月9日、10日、11日、8月6日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア フィル・マクドナルド、トニー・クラーク(8月)
ポールお得意の物語風ナンバー。明るい曲調とはうらはらに、内容は不気味で意味深だ。シンセサイザーが3種類の音色で使われている。
■テイク5
アンソロジー3収録 3分48秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール
レコーディング 1969年7月9日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア フィル・マクドナルド
ボーカル入りのベーシック・トラック。ポールはリード・ギターのフレーズをスキャットで表している。鉄床の音などはまだ入っていない。


マッチボックス Matchbox
EPロング・トール・サリー、パスト・マスターズ1収録 1分57秒/詞・曲 カール・パーキンス ボーカル リンゴ
レコーディング 1964年6月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
カール・パーキンスが1957年に発表した曲。もとはピート・ベストの持ち歌だった。レコーディングには、イギリス・ツアー中だったパーキンス本人がスタジオに姿を見せた。ピアノはジョージ・マーティン。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 1分57秒 /詞・曲 カール・パーキンス ボーカル リンゴ
レコーディング 1963年7月10日 エオリアン・ホール
プロデューサー テリー・ヘネベリー /エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第7回より。EP「ロング・トール・サリー」で発表する前の演奏。レコードと違ってピアノは入っていない。


マネー Money (That's What I Want)
ウィズ・ザ・ビートルズ、EPオール・マイ・ラヴィング収録 2分47秒 /詞・曲 ベリー・ゴーディ・ジュニア−ジャニー・ブラッドフォード ボーカル ジョン(ポール、ジョージ)
レコーディング1963年7月18日、9月30日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
バレット・ストロングが1959年に発表した曲。オリジナルを少し変えた「今すぐ金をくれ」という強引な言いまわしが、ジョンのボーカルにぴったり合っている。
■ライブ
アンソロジー1収録 2分52秒 /ボーカル ジョン
レコーディング 1963年10月24日カーラプラーンスステューディオン(ストックホルム)
プロデューサー クラース・ブールリング/エンジニア ハンス・ウェストマン
スウェーデンのラジオ番組用ライブより。デビュー前からのレパートリーを、レコード発売を1か月後に控えてのステージで披露。


マハリシ・マヘシ・ヨギ
ヒンズ−教の伝道師 暴力を禁じ、精神を平静に保つことで世界に平和をもたらすという「超越瞑想」を唱えていた マハリシの講演を聞いたビートルズは非常に感銘を受け、熱心に瞑想修行に励むようになる。しかしやがては聖職者の顔の裏にひそむ貪欲で俗人的な姿をかいま見て幻滅し、彼のもとを離れていった。


マル・エバンス Malcom Evans
ビートルズのロードマネージャー 映画「ヘルプ」ではドーバー海峡を横断するスイマーの役を演じ「レットイットビー」ではハンマーを叩いている