アイ・アム・ザ・ウォルラス I Am The Walrus
シングル、EPマジカル・ミステリー・ツアー、マジカル・ミステリー・ツアー、青盤 4分34秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール、ジョージほか)
レコーディング 1967年9月5日、6日、27日、28日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック(5日、6日)、ケン・スコット(27日、28日)
サイケデリックなサウンドとナンセンスな詞を持つ。歌詞はLSD体験時と、ヨーコとのつきあいのなかで書きとめたメモを合わせて完成させた。「ウォルラス」という言葉はジョンのお気に入り。メロトロンもジョン。
■テイク16
アンソロジー2  4分1秒  ボーカル ジョン
レコーディング 1967年9月5日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック
ベースやストリングスなどのオーバーダビングを重ねる前のベーシック・トラック。「イエロー・マター・カスタード」という歌詞の前に1小節あり、ジョンはボーカルの入り方を間違えている。


アイ・ウィル I Will
ザ・ビートルズ収録 1分45秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ポール)
レコーディング 1968年9月16日、17日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー クリス・トーマス/エンジニア ケン・スコット
ポールの十八番である美しいフォーク・バラード。アコースティック・ギター、ボーカル、パーカッションというシンプルな楽器編成。聴きどころはポールの「口ベース」で、ほんもののベースのような音をスキャットで歌っている。
■テイク1
アンソロジー3収録 1分54秒 ボーカル ポール
レコーディング 1968年9月16日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー クリス・トーマス/エンジニア ケン・スコット
ざっととおしただけの最初のテイク。「口ベース」がまだ入っていないが、ほとんど完成している。


アイヴァン・ボーン
ジョンとポールの幼馴染 1956年にポールとジョンをひきあわせた 


アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン I Wanna Be Your Man
ウィズ・ザ・ビートルズ収録 1分56秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル リンゴ(ジョン、ポール)
レコーディング 1963年9月12日、30日、10月3日、23日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
ジョンとポールがローリング・ストーンズにプレゼントし、ストーンズ初のヒットとなった曲。サビではジョージがオクターブ奏法を聴かせる。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 2分9秒
レコーディング 1964年2月28日 BBCピカデリー・スタジオ
プロデューサー ブライアント・マリオット/エンジニア 不明
『フロム・アス・トゥ・ユー』第2回より。レコードはフェイド・アウトするが、ここではフル・エンディングになっている。
■アラウンド・ザ・ビートルズ
アンソロジー1収録 1分47秒  ボーカル リンゴ
レコーディング 1964年4月19日 IBCスタジオ
プロデューサー ジャック・グッド/エンジニア テリー・ジョンソン
テレビ特番『アラウンド・ザ・ビートルズ』より。あらかじめ演奏を収録し、本番は口パクだったので、ライブ用にもかかわらず手拍子が入る。歌はバッキング・トラックを録音したあとダビング。


アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー I Want To Tell You
リボルバー収録 2分26秒 /詞・曲 ジョージ ボーカル ジョージ(ポール)
レコーディング 1966年6月2日、3日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック
ブギ・ウギのリズムとマイナー調のフレーズが印象的なジョージの隠れた名曲。完成テイク録音後にベースを加えることになった最初の例。


アイ・ウォント・トゥ・ホールド・ユア・ハンド 抱きしめたい I Want To Hold Your Hand
シングル、EPザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ、パスト・マスターズ1、赤盤収録 2分25秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン、ポール
レコーディング 1963年10月17日 アビイ・ロード・スタジオ
・プロデューサー ジョージ・マーティン ・エンジニア ノーマン・スミス
5枚目のシングルで、アメリカで初めてナンバーワンを獲得し、世界制覇へのステップとなった曲。日本ではこれが本格的なデビュー曲となった。
■ライブ・・・・・・・・・・
アンソロジー1収録 2分36秒 レコーディング 1963年12月2日 ATVスタジオ(ハートフォードシア州ボーラムウッド)
プロデューサー 不明/エンジニア 不明
テレビ・コメディ番組『マーカム&ワイズ・ショー』より。収録日の3日前にリリースされたばかりの新曲を披露したが、放送は翌年の4月だった。


I Want To Hold Your Hand(Komm, Gib Mir Deine Hand)抱きしめたい(ドイツ語版)
パスト・マスターズ1 2分25秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン、ポール
レコーディング 1963年10月17日、1964年1月29日 パテ・マルコーニ・スタジオ(パリ)
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
ドイツのオデオン・レーベルのためにレコーディング。ボーカル以外は英語バージョンと同じ。ジョン、ジョージ、リンゴは録音をしぶったという。


アイ・ウォント・ユーI Want You (She's So Heavy)
アビイ・ロード収録 7分44秒  詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ジョン、ポール)
レコーディング 1969年2月22日、4月18日、20日、8月8日、11日 トライデント・スタジオ(2月)、アビイ(その他)
プロデューサー グリン・ジョンズ(2月)、クリス・トーマス(4月)、ジョージ・マーティン(8月)/エンジニア バリー・シェフィールド(2月)、ジェフ・ジャラット(4月)、ジェフ・エメリック&フィル・マクドナルド(8月)
4つのバースだけという簡潔な歌詞でジョンがヨーコへの想いをストレートに歌うヘビーなブルース。後半のジェットノイズのような音はシンセサイザー。カット・アウトのエンディングが衝撃的。


アイヴ・ガッタ・フィーリング I've Got A Feeling
レット・イット・ビー収録 3分36秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール/ジョン
レコーディング 1969年1月30日 アップル・ビル屋上
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア グリン・ジョンズ
ジョンが作った「エブリワン・ハド・ア・ハード・イヤー」とポールが作った「アイヴ・ガッタ・フィーリング」を合わせた曲。アップル屋上で2度演奏されたうちの1テイク。「僕」の気持ちを歌うポールと、「みんな」の体験を歌うジョンの違いが表れている。
■アンソロジー3収録 2分48秒・・・・・・・・
ボーカル ポール/ジョン
レコーディング 1969年1月23日 アップル・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア グリン・ジョンズ
ビリー・プレストンのエレクトリック・ピアノがはっきり聴きとれる。"Oh yeah"のところではジョージの声も聞こえる。


アイヴ・ジャスト・シーン・ア・フェイス 夢の人 I've Just Seen A Face
ヘルプ収録 2分4秒  詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ポール)
レコーディング 1965年6月14日 アビイ・ロード・スタジオ
・プロデューサー ジョージ・マーティン ・エンジニア ノーマン・スミス
ジョン、ポール、ジョージが3人ともアコースティック・ギターを弾くC&W風のポップな作品。ポールはアメリカン・アクセントで歌っている。


アイ・ゴット・ア・ウーマン I Got A Woman
ライヴ・アット・ザ・BBC 2分48秒 /詞・曲 レイ・チャールズ ボーカル ジョン
レコーディング 1963年7月16日 BBCパリス・スタジオ
プロデューサー テリー・ヘネベリー/エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第9回より。オリジナルはレイ・チャールズの1955年のヒット曲だが、ビートルズはエルビス・プレスリーのバージョンをもとにカバーしている。


アイ・ゴット・トゥ・ファインド・マイ・ベイビー I Got To Find My Baby
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 1分55秒/詞・曲 チャック・ベリー ボーカル ジョン
レコーディング 1963年6月1日 BBCパリス・スタジオ
プロデューサー テリー・ヘネベリー/エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第2回より。チャック・ベリーが1960年に発表した曲。ジョンはハーモニカを吹いている。


アイ・コール・ユア・ネーム I Call Your Name
EPロング・トール・サリー、パスト・マスターズ1収録 2分7秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン
レコーディング 1964年3月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
ジョンが15歳のときにミミおばさんの家で書き、1963年にミドル・エイトを加えて完成させた曲。ジャマイカのリズムをとり入れている。


アイ・ジャスト・ドント・アンダースタンドI Just Don't Understand
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 2分46秒/詞・曲 ウィルキン−ウエストベリー ボーカル ジョン
レコーディング 1963年7月16日BBCパリス・スタジオ
プロデューサー テリー・ヘネベリー/エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第10回より。歌手であり女優でもあるアン・マーグレットが1961年に発表したヒット曲。ビートルズはBBCで1回とりあげただけで、コンサートでは演奏していない。


アイ・シュド・ハブ・ノウン・ベター 恋する二人 I Should Have Known Better
ア・ハード・デイズ・ナイト、EPエクストラクツ・フロム・ザ・フィルム『ア・ハード・デイズ・ナイト』 2分41秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン
レコーディング 1964年2月26日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
ジョンのハーモニカとアコースティック・ギターを基調にした曲。ジョージの12弦ギターも決まっている。


アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア I Saw Her Standing There
プリーズ・プリーズ・ミー、EPザ・ビートルズ・ナンバーワン 2分52秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン)
レコーディング 1963年2月11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
チャック・ベリーの影響の強いタイトでストレートなロックで、デビュー前からの重要なレパートリー。ファースト・アルバムの1曲目を飾る。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC 2分31秒 ボーカル ポール
レコーディング 1963年10月16日 プレイハウス・シアター
プロデューサー ロン・ベルチア/エンジニア 不明
『イージー・ビート』より。間奏のあとにサビをくりかえさないショート・バージョン。
■ライブ
アンソロジー1 収録 2分48秒 /ボーカル ポール
レコーディング 1963年10月24日 カーラプラーンスステューディオン(ストックホルム)
プロデューサー クラース・ブールリング/エンジニア ハンス・ウェストマン
スウェーデンのラジオ用ライブより。力強い演奏で、ビートルズが世界へはばたく直前の勢いが感じられる。
■テイク9
シングル収録 2分50秒 /ボーカル ポール
レコーディング 1963年2月11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス(オリジナル)、ジェフ・エメリック(リミックス)
マスター・バージョンはテイク9のカウントにテイク1の演奏をつなげたものだが、これはカウントから終わりまでテイク9。


愛と平和の小包 Package of Love And Peace
ジョンとヨーコの平和活動の一つ 

世界の平和を願って各国の元首へ発送された。この小包にはドングリの実が2ヶ入っている
日本ではこの小包は当時の佐藤栄作首相に送られた

1969年4月1日
ハネムーンを終えロンドンに戻ったジョンはヒースロー空港に降り立つ時に手にはドングリを持っていた


アイ・ドント・ワント・トゥ・スポイル・ザ・パーティー パーティーはそのままにI Don't Want To Spoil The Party
ビートルズ・フォー・セール、EPビートルズ・フォー・セール・ナンバー・トゥ収録 2分32秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール)
レコーディング 1964年9月29日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
ハーモニーを前面に出したC&W風の曲。ジョージのギターは、チェット・アトキンス奏法の総


アイ・フィール・ファイン I Feel Fine
シングル、EPザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ、パスト・マスターズ1、赤盤収録 2分18秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール、ジョージ)
レコーディング 1964年10月18日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
イギリスで8枚目のシングル。イントロのフィードバックについてジョンは「ジミ・ヘンドリックスより先」と語っている。ボーカルのバックのリフをジョン、間奏をジョージがそれぞれ担当するツイン・リード・ギター。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 2分12秒 /ボーカル ジョン
レコーディング 1964年11月17日 プレイハウス・シアター
プロデューサー バーニー・アンドリュース /エンジニア 不明
『トップ・ギア』と『サタデイ・クラブ』より。レコード発売前の演奏。イントロのフィードバックにも挑戦している。ギター・リフの複雑さにもかかわらず、ノリのいい演奏だ。
■ライブ
アンソロジー2 収録 2分15秒/ボーカル ジョン
レコーディング 1965年8月1日 ABCシアター(ブラックプール)
プロデューサー 不明 /エンジニア 不明
テレビ番組『ブラックプール・ナイト・アウト』より。フェイド・インで収録されているが、フィードバックはおそらく使っていない。演奏は粗く、ジョンは"I'm in love..."と"She's in love.."の歌詞を間違えそうになる。


アイ・フォガット・トゥ・リメンバー・トゥ・フォゲット I Forgot To Remember To Forget
ライヴ・アット・ザ・BBC 2分8秒/詞・曲 ケスラー−チャーリー・フェザース ボーカル ジョージ
レコーディング 1964年5月1日 BBCパリス・スタジオ
プロデューサー ブライアント・マリオット/エンジニア 不明
『フロム・アス・トゥ・ユー』第3回より。エルビス・プレスリーが1955年に発表した曲。ジョージはボーカルもギター・ソロもオリジナルに忠実に演奏している。


アイ・ニード・ユー I Need You
ヘルプ収録 2分28秒 /詞・曲 ジョージ ボーカル ジョージ(ジョン、ポール)
レコーディング 1965年2月15日、16日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
ジョージの2作目。ボリューム・ペダルを使った奏法で丸みのあるサウンドに仕上がっている。


アイ・ミー・マイン I Me Mine
レット・イット・ビー収録 2分25秒 /詞・曲 ジョージ ボーカル ジョージ(ジョージ)
レコーディング 1970年1月3日、4月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン(1月)、フィル・スペクター(4月)/エンジニア フィル・マクドナルド(1月)、ピーター・バウン(4月)
ポールへあてつけたヘビー・ワルツ。ギターの弾き方についてポールに注文をつけられたジョージが一時ビートルズを離れるという事件が背景になっていると思われる。1970年になってから新たにレコーディングされた唯一の曲。
■テイク16
アンソロジー3収録 1分46秒
レコーディング 1970年1月3日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア フィル・マクドナルド
冒頭には、ジョンがレコーディングに参加していないことについてのジョージの発言が収められている。アルバムではフィル・スペクターが編集して2分以上に延ばし、かつオーケストラを重ねるが、このテイクはビートルズによってレコーディングされたままの状態。


アイ・ミー・マイン
1979年8月に全世界2,000冊限定で刊行され、いまやプレミアが付いているジョージ最初の豪華本。克明に再現された83曲の作詞原稿は圧巻。ジョージの直筆サインと限定番号入り。


アイム・ア・ルーザー I'm A Loser
フォー・セール、EPビートルズ・フォー・セール収録 2分30秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール)
レコーディング 1964年8月14日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
詞作、サウンドともにボブ・ディランの影響が感じられるフォーク・ロック。ハーモニカのスタイルもディランを意識している。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 2分32秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン
レコーディング 1964年11月17日 プレイハウス・シアター
プロデューサー バーニー・アンドリュース /エンジニア 不明
『トップ・ギア』と『サタデイ・クラブ』より。アルバム『ビートルズ・フォー・セール』で発表される前の演奏。エンディングはレコードよりわずかに長く、ハーモニカ、ギターと続いたあとにもう一度ハーモニカが入る。


アイム・オンリー・スリーピング I'm Only Sleeping
リボルバー収録 2分58秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ジョン、ポール、ジョージ)
レコーディング 1966年4月27日、29日、5月5日、6日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ジェフ・エメリック
時間に追われる現代社会を風刺。あくびやテープの逆回転によるギターを入れた凝った音作りである。ジョンのボーカルはテープの回転数を操作してある。
■リハーサル
アンソロジー2 収録 0分40秒 /ボーカル なし
レコーディング 1966年4月29日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック
偶然消されずに残っていたリハーサル・テイク。ボーカルの代わりにビブラフォンを使っている。
■テイク1
アンソロジー2収録 2分59秒 /ボーカル ジョン
レコーディング 1966年4月29日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ジェフ・エメリック
最終的にテープのスピードを落とすことを考え、速めのテンポで演奏している。全編にコーラスが入っている。


アイム・ソー・タイアード I'm So Tired
ザ・ビートルズ収録  2分2秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール)
レコーディング 1968年10月8日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ケン・スコット
インド滞在中のジョンの心情をそのまま歌った曲。アンニュイでやるせないボーカルとけだるい雰囲気が、歌の内容をよく反映している。
■テイク3&6&9
アンソロジー3収録 2分11秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン
レコーディング 1968年10月8日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ケン・スコット
3つのアウトテイクのもっともよい部分をつなぎあわせている。8トラックの機材を使ってライブ・レコーディングしたときのままの姿。


アイム・ゴナ・シット・ライト・ダウン・アンド・クライ I'm Gonna Sit Right Down And Cry (Over You)
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 2分1秒 /詞・曲 トーマス−ビッグス ボーカル ジョン、ポール
レコーディング 1963年7月16日 BBCパリス・スタジオ
プロデューサー テリー・ヘネベリー /エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第8回より。エルビス・プレスリーが1956年に発表した曲。スピード感のあるリンゴのドラムも聴きどころ。


アイム・ダウン I'm Down
シングル ヘルプ、パスト・マスターズ1収録 2分31秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン、ポール、ジョージ)
レコーディング 1965年6月14日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
「ロング・トール・サリー」の作風と歌いまわしを生かして作ったハード・ロック。パワフルなポールのボーカル、ジョンが弾くワイルドなオルガン、ジョージのトレモロ・アームを使ったギター・プレイ。ライブではよくラスト・ナンバーとして演奏された。
■テイク1
アンソロジー2収録 2分52秒 /ボーカル ポール
レコーディング 1965年6月14日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
最初のテイクならではの新鮮さがある。オーバーダビングする前なので、リンゴのドラムの正確なビートと多彩なフィルインが味わえる。演奏後にポールは「プラスティック・ソウル・マン」と言っているが、プラスティックには「偽」の意味があり、自分の歌はほんもののソウルにはおよばないということだと思われる。
(この“プラスチック・ソウル…”というつぶやきが、後にアルバム・タイトル『ラバー・ソウル』の元となった。補足:せんちゃん)


アイム・ハッピー・ジャスト・トゥーダンス・ウィズ・ユー すてきなダンス I'm Happy Just To Dance With You
ア・ハード・デイズ・ナイト収録 1分55秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョージ(ジョン、ポール)
レコーディング 1964年3月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
ジョージのために作られたノリのよいポップ・ソング。ジョンのリズム・ギターは8ビートのリズムのなかで16分音符をカッティングしている。


アイム・ルッキング・スルー・ユー 君はいずこへ I'm Looking Through You
ラバー・ソウル 2分25秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ポール)
レコーディング 1965年11月10日、11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
ポールがけんか中だった当時の恋人ジェーンに向けて書いた曲。リンゴがハモンド・オルガンを弾いている。
■ファースト・バージョン
アンソロジー2 2分53秒
ボーカル ポール
レコーディング 1965年10月24日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ノーマン・スミス
リメイクするまでマスターになる予定だったテイク。マスター・バージョンのキーはAフラットだが、こちらはGでテンポも遅い。マラカスと手拍子が前面に押しだされたスタイル。マスターで聴かれるサビはまだない。


アイル・クライ・インステッド ぼくが泣く I'll Cry Instead
ア・ハード・デイズ・ナイト、EPエクストラクツ・フロム・ジ・アルバム『ア・ハード・デイズ・ナイト』 1分44秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン
レコーディング 1964年6月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ノーマン・スミス
映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の挿入歌として作った曲だが、監督の判断で映画には使用されなかった。


アイル・ゲット・ユー I'll Get You
シングル シー・ラヴズ・ユー、パスト・マスターズ1収録 2分4秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン、ポール
レコーディング 1963年7月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
ヒットをねらって作った軽快なナンバー。ジョンはGのキーのハーモニカを使用。
■ライブ
アンソロジー1収録 2分8秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン、ポール
レコーディング 1963年10月13日 ロンドン・パラディアム
プロデューサー 不明 /エンジニア 不明
テレビ番組『サンデイ・ナイト・アット・ザ・ロンドン・パラディアム』より。ドラムがオフ気味でステージのPAは貧弱だが、演奏は自信にあふれている。この日の会場内外でのファンの熱狂ぶりから「ビートルマニア」という言葉が生まれた。


アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ I'll Be On My Way
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 1分57秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン、ポール
レコーディング 1963年4月4日 BBCパリス・スタジオ
プロデューサー ブライアント・マリオット /エンジニア 不明
『サイド・バイ・サイド』より。ポールが15〜16歳のころに書き、のちにビリー・J・クレイマー&ダコタスにプレゼントされた。


アイル・ビー・バック I'll Be Back
ア・ハード・デイズ・ナイト収録 2分20秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール)
レコーディング 1964年6月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
1964年に父フレッドと17年ぶりに再会したジョンが父親に向けて作った曲。ジョンとジョージの弾くアコースティック・ギターのからみがいいムードを出している。
■テイク2
アンソロジー1収録 1分12秒/ボーカル ジョン
レコーディング 1964年6月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
4分の3拍子で歌われる興味深いテイク。ジョンのビートに対するするどい感性がうかがえる。
■テイク3
アンソロジー1収録 1分59秒 /ボーカル ジョン
レコーディング 1964年6月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
3拍子に失敗したあと、すぐに4拍子でやりなおしている。演奏そのものもがらりと変わる。


アイル・フォロー・ザ・サン I'll Follow The Sun
ビートルズ・フォー・セール、EPビートルズ・フォー・セール・ナンバー・トゥ 1分47秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン)
レコーディング1964年10月18日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
ポールが16歳のころに作ったフォーク・バラード。デビュー前のライブでも演奏していた。
■BBC
シングル収録 1分50秒/ボーカル ポール
レコーディング 1964年11月17日 プレイハウス・シアター
プロデューサー バーニー・アンドリュース /エンジニア 不明
『トップ・ギア』より。アルバム『ビートルズ・フォー・セール』で発表される前の演奏。


アネロウ&デビッド
ビートルブーツを作った靴屋
ロンドンのチャリング・クロス・ロードに本拠地を置く特殊靴店 バレーシューズから映画俳優や踊り子など様々な芸能界向けの靴を作った
1961年10月2週間の休暇をパリで過ごしたジョンとポールが立ち寄り店の窓に展示してある靴が非常に気に入った。その黒いブーツはつま先が狭くかかとが高いまた側面が伸縮性があり深さが足首までのフラメンコスタイルだった 二人は1足ずつ買った リヴァプールに戻るとジョージとピートもこの靴が気に入り二人ともアネロウ&デビッドに注文した この会社は後にビートルズ用の「ビートルブーツ」を作りそれが1964年noアメリカ公演で使用された


青盤 ザ・ビートルズ 1967年〜1970年のこと
アメリカ 1973年4月2日
イギリス 1973年4月20日
日本 1973年5月20日
初CD化 1993年9月20日主要国で同時発売 日本盤CD番号 / TOCP-8012〜13
日本盤新装再発CD 1998年3月11日 / TOCP-51129〜30
●ディスク1
ストロベリー・フィールズ・フォーエバー Strawberry Fields Forever ペニー・レイン Penny Lane サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ With A Little Help From My Friends ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ Lucy In The Sky With Diamonds ア・デイ・イン・ザ・ライフ A Day In The Life 愛こそはすべて All You Need Is Love アイ・アム・ザ・ウォルラス I Am The Walrus ハロー・グッドバイ Hello, Goodbye フール・オン・ザ・ヒル The Fool On The Hill マジカル・ミステリー・ツアー Magical Mystery Tour レディ・マドンナ Lady Madonna ヘイ・ジュード Hey Jude レボリューション Revolution
●ディスク2
バック・イン・ザ・U.S.S.R. Back In The U.S.S.R. ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス While My Guitar Gently Weeps オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ Ob-La-Di, Ob-La-Da ゲット・バック Get Back ドント・レット・ミー・ダウン Don't Let Me Down ジョンとヨーコのバラード The Ballad Of John And Yoko オールド・ブラウン・シュー Old Brown Shoe ヒア・カムズ・ザ・サン Here Comes The Sun カム・トゥゲザー Come Together サムシングSomething オクトパス・ガーデン Octopus's Garden レット・イット・ビー Let It Be アクロス・ザ・ユニバース Across The Universe ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード The Long And Winding Road


アカデミー・オブ・メディテイション
ヒマラヤ山脈にあるマハリシのアーシュラム(宗教研究と瞑想の場) リシケシュの南方半マイル ガンジス川の150フィート上の台地に位置する
1968年2月 ビートルズ一行が訪れた 


赤盤 ザ・ビートルズ  THE BEATLES 1962-1966のこと

アメリカ 1973年4月2日
イギリス 1973年4月20日
日本 1973年5月20日
初CD化 1993年9月20日主要国で同時発売 日本盤CD番号 / TOCP-8010〜11
日本盤新装再発CD 1998年3月11日 / TOCP-51127〜28

【収録曲】
●ディスク1
ラヴ・ミー・ドゥLove Me Do プリーズ・プリーズ・ミーPlease Please Me フロム・ミー・トゥ・ユーFrom Me To You シー・ラヴズ・ユーShe Loves You  抱きしめたいI Want To Hold Your Hand オール・マイ・ラヴィングAll My Loving キャント・バイ・ミー・ラヴCan't Buy Me Love ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!A Hard Day's Night アンド・アイ・ラヴ・ハ−And I Love Her エイト・デイズ・ア・ウィ−クEight Days A Week アイ・フィ−ル・ファインI Feel Fine 涙の乗車券Ticket To Ride イエスタデイYesterday
●ディスク2
ヘルプHelp !  悲しみはぶっとばせYou've Got To Hide Your Love Away 恋を抱きしめようWe Can Work It Out デイ・トリッパ−Day Tripper ドライヴ・マイ・カ−Drive My Car ノ−ウェジアン・ウッド(ノルウェーの森)Norwegian Wood (This Bird Has Flown) ひとりぼっちのあいつNowhere Man ミッシェルMichelle イン・マイ・ライフIn My Life ガールGirl  ペイパ−バック・ライタ−Paperback Writer エリナ−・リグビ−Eleanor Rigby イエロ−・サブマリンYellow Submarine


アクト ナチュラリー Act Naturally
ヘルプ EPイエスタデイ収録 2分29秒/詩・曲 ジョニー・ラッセル−ボニー・モリスン/ボーカル リンゴ(ポール)
レコーディング 1965年6月17日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
バック・オーエンスが1963年に発表したC&Wナンバー。同年のカントリー・ウェスタン部門でベストスリーに選ばれた曲
ポールはリンゴをまねた声でアメリカン・アクセントでハーモニーをつけている。


アクロス ザ ユニバース Across The Universe 
・レット・イット・ビー、青盤収録 3分46秒 /詩・曲 ジョン−ポール ボーカル・ジョン
レコーディング・1968年2月4日、8日、1970年4月1日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン(1968年)、フィル・スペクター(1970年) 
エンジニア ケン・スコット(1968年)、マーティン・ベンジ(1968年2月4日)、ジェフ・エメリック(1968年2月8日)、ピーター・バウン(1970年)
ジョンが松尾芭蕉の影響を受けて作ったという作品。ジョージはインドの楽器タンブーラを弾いている。フィル・スペクターがコーラスやオーケストラをオーバーダビングした。
■バード・バージョン
パスト・マスターズ2収録 3分48秒
レコーディング 1968年2月4日、8日 アビーロードスタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ケン・スコット、マーティン・ベンジ(4日)、ジェフ・エメリック(8日)
鳥のはばたきの音や、女性ファンふたりのコーラスが入っているバージョン。1969年12月発売のチャリティ・アルバム『ノー・ワンズ・ゴナ・チェンジ・アワ・ワールド』に初収録された。
■アクロス・ザ・ユニバース(テイク2)
アンソロジー2収録 3分28秒
レコーディング 1968年2月3日
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ケン・スコット
シンプルでアコースティックな初期テイク。特徴的な4分の5拍子の部分がまだない。


ア・ショット・オブ・リズム・アンド・ブルーズ A Shot Of Rhythm And Blues
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 2分14秒/詞・曲 トンプソン ボーカル ジョン
レコーディング 1963年8月1日 プレイハウス・シアター(マンチェスター)
プロデューサー テリー・ヘネベリー /エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第11回より。アーサー・アレキサンダーが1962年に発表した曲。


アスク・ミー・ホワイ Ask Me Why
シングルプリーズ・プリーズ・ミー、プリーズ・プリーズ・ミー、EPオール・マイ・ラヴィング収録 2分24秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール、ジョージ)
レコーディング 1962年11月16日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
ハンブルク時代から演奏していたソウルフルなラブ・バラード。レナード・バーンスタインも絶賛した初期の隠れた名曲のひとつ。


アスコット
南イングランドの高級住宅地 ジョンとヨーコが豪邸を買った場所 ティッテンハースト参照


アストリット・キルヒヘル
1938年5月20日、ハンブルクで生まれる。美術学校で服飾デザインを勉強していたが、写真家としての才能を見いだされてその道へ転向。カメラマン助手をしていたころ、デザイナーで当時の恋人だったクラウス・フォアマンとともにハンブルク巡業中のビートルズと出会い、親しくなった。クラウスは、のちに“REVOLVER”のジャケットを、さらには“ANTHOLOGY”のジャケットを描くことになる。アストリットはまもなくクラウスと別れてスチュの恋人になり、ビートルズをあらゆる面でサポートした。ビートルズのトレードマークとなるマッシュルーム・カットやえりなしジャケットなど、アストリットが与えた影響は大きい。ハンブルク時代のビートルズの写真を多く撮り、ハーフ・シャド−の手法を使ったモノクロ写真は、アルバム“WITH THE BEATLES”のジャケットのアイデアとなった。また、アルバム“BEATLES FOR SALE”のジャケットで4人が身につけているマフラーは彼女が編んだものだ


アップル・コープス APPLE CORPS
ビートルズの会社アップルはもともと税金対策のために設立された会社だが、同時に4人は、自分たちが楽しくビジネスをしながら好きなものを自由に作り出し、ファンに安く提供したいという夢を持っていた。業務は音楽出版や新人アーティストの発掘、映画製作からブティック経営やエレクトロニクスにいたるまで、実に幅広かった。だが、まずブティックが開店してまもなく閉店し、けっきょく成功したのはレコード部門だけだった。まったく無計画な経営でお金が湯水のように使われ、大きな赤字をかかえることにもなった。ちなみに、会社名はポールが考えたもので、「アップルの芯(コア)」との掛け言葉になっている。


アップル・スクラフス
とりわけ熱心なビートルズファンの一団が自称し始めた名前
後にジョージが『オール・シングス〜』にこれをタイトルとした曲を入れた。


ア・デイ・イン・ザ・ライフ A Day In The Life
サージェント・ペパー、青盤収録 5分5秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン/ポール
レコーディング 1967年1月19日、20日、2月3日、10日、22日/4月21日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ジェフ・エメリック
名作『サージェント・ペパー』の最後を飾る名曲。ジョンが新聞記事などをもとに書いた曲に、ポールの未完成の小品をつなぎあわせて完成させた。41人編成のオーケストラが奏でる壮大なクレッシェンドと、3台のピアノをいっせいに叩いたエンディングは圧巻。リリース当時はドラッグ・ソングとみなされ放送禁止にもなった。曲のあとには、犬にしか聞こえない音と、意味不明の言葉(インナー・グルーブ)が入っている。
■テイク1&2&6
アンソロジー2収録 5分4秒
レコーディング 1967年1月19日、20日、2月10日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ジェフ・エメリック
冒頭ではジョンが「シュガー、プラム、フェアリー」という言葉でカウントする。イントロはテイク1、ジョンが歌う部分はテイク2、ポールが歌う部分はテイク6をそれぞれ使い、ビートルズの音作りの謎解きをしている。最初のつなぎの部分では、マル・エバンズがカウントをとる声が聞こえる。エンディングには、オーケストラのクレッシェンドを録音した日の会話を収録。


ア・テイスト・オブ・ハニー 蜜の味 A Taste Of Honey
プリーズ・プリーズ・ミー、EPツイスト・アンド・シャウト収録 2分1秒/詞・曲 リック・マーロウ−ボビー・スコット ボーカル ポール(ジョン、ポール、ジョージ)
レコーディング 1963年2月11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
同名ミュージカルの主題歌。ポールの好みでとりあげられ、1962年にレニー・ウェルチが歌ったバージョンをもとにカバーしている。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC収録 1分57秒 /詞・曲 リック・マーロウ−ボビー・スコット ボーカル ポール
レコーディング 1963年7月10日 エオリアン・ホール
プロデューサー テリー・ヘネベリー /エンジニア 不明
『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』第6回より。レコーディングに忠実な演奏。


アナザー・ガール Another Girl
ヘルプ収録 2分5秒 /詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ポール(ジョン)
レコーディング 1965年2月15日、16日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン/エンジニア ノーマン・スミス
映画『ヘルプ!』の挿入歌。リード・ギターはポールが弾いている。


アニメ『ザ・ビートルズ』
アメリカで人気を博した子ども向けテレビ番組
1965年9月から1969年9月まで全52話が放送された。

1話30分の番組で、アニメ・キャラクター化された4人の声はそれぞれ声優による吹き替えだったが、番組中には実際のビートルズの曲が流された。
のちにアメリカに住むようになったジョンも再放送を見ていたという。


アーノルド・グローブ12番
ジョージが生まれた場所
風呂場も便所も無かった 便所は舗装された裏庭にあった
ジョージは6年間をここで過ごした 赤ん坊の時は台所の流し台で入浴しその後はその度に裏庭から持ちこまれる金だらいで入浴した


ア・ハード・デイズ・ナイト ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! A Hard Day's Night
シングル、ア・ハード・デイズ・ナイト、赤盤収録 2分29秒/詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン/ポール
レコーディング 1964年4月16日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン /エンジニア ノーマン・スミス
同名のビートルズ初主演映画の主題歌で、7枚目のシングル曲。タイトルはリンゴのつぶやきがもとになっている。衝撃的なイントロと、ジョージの12弦ギターによるエンディングが決め手。サビはジョンにはキーが高すぎるので、ポールが歌っている。
■テイク1
アンソロジー1収録 2分40秒
レコーディング 1964年4月16日 アビイ・ロード・スタジオ
曲の構成はほぼできているが、間奏(ピアノではなく、コード弾きを基本としたギター・ソロ)がまだ未完成。イントロのコードにはディレイがかかっている。
■BBC
ライヴ・アット・ザ・BBC 2分24秒
レコーディング 1964年7月14日  ブロードキャスティング・ハウス
プロデューサー バーニー・アンドリュース /エンジニア 不明
『トップ・ギア』より。ピアノを弾くことになっていたジョージ・マーティンが来なかったため、間奏部分のみレコードが使われた。
■ハリウッド・ボウル・ライブ
スーパー・ライヴ収録 2分30秒
レコーディング1965年8月30日 ハリウッド・ボウル(ロサンジェルス)
プロデューサー ジョージ・マーティン、ヴォイル・ギルモア/エンジニア ジェフ・エメリック
ジョンの歌詞の間違い、ジョージのミストーンがある


ア・ハード・デイズ・ナイト ビートルズがやって来るヤァ! ヤァ! ヤァ! A HARD DAY'S NIGHT
イギリス 1964年7月10日 (モノラル / ステレオ)
日本 1964年9月5日 (ステレオ) 1982年1月21日 (モノラル)
初CD化 1987年2月26日 (モノラル) 主要国で同時発売 日本盤CD番号 / CP32 - 5323
本盤新装再発CD 1998年3月11日 (モノラル) / TOCP-51113
【収録曲】
ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!A Hard Day's Night 恋する二人I Should Have Known Better 恋におちたらIf I Fell すてきなダンスI'm Happy Just To Dance With You アンド・アイ・ラヴ・ハーAnd I Love Her テル・ミー・ホワイTell Me Why キャント・バイ・ミー・ラヴCan't Buy Me Love エニイ・タイム・アット・オールAny Time At All ぼくが泣くI'll Cry Instead 今日の誓いThings We Said Today 家に帰ればWhen I Get Home ユー・キャント・ドゥ・ザットYou Can't Do That アイル・ビー・バックI'll Be Back


ア・ハード・デイズ・ナイト ビートルズがやって来るヤァ! ヤァ! ヤァ! A HARD DAY'S NIGHT
ビートルズ初の映画 リチャードレスター監督 ユニークなカメラワークで4人の生きたスナップショットを積み重ね斬新な映画作りをしている
A HARD DAY'S NIGHTと言うタイトルはリンゴが何の気なしに口にした言葉だという
この映画の制作費は50万ドル(1億8000万円)で64年だけで1200万ドル(43億2000万円)を稼いでいる


アビイ・ロード ABEEY ROAD
イギリス 1969年9月26日 (ステレオ)
日本 1969年10月21日 (ステレオ)
初CD化 1987年10月19日 (ステレオ) 主要国で同時発売 日本盤CD番号 / CP32 - 5332
日本盤新装再発CD 1998年3月11日 (ステレオ) / TOCP-51122

【収録曲】 
カム・トゥゲザーCome Together サムシングSomething マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマーMaxwell's Silver Hammer オー!ダーリンOh! Darling オクトパス・ガーデンOctopus's Garden アイ・ウォント・ユーI Want You(She's So Heavy) ヒア・カムズ・ザ・サンHere Comes The Sun ビコーズBecause ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー You Never Give Me Your Money サン・キングSun King ミーン・ミスター・マスタードMean Mr. Mustard ポリシーン・パンPolythene Pam シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドーShe Came In Through The Bathroom Window ゴールデン・スランバーGolden Slumbers キャリー・ザット・ウェイトCarry That Weight ジ・エンドThe End ハー・マジェスティHer Majesty


アビーロード ABBEY ROAD
ビートルズのメンバーが最初のレコーディング以来、何度も渡ったであろう横断歩道。アルバム『アビイ・ロード』のジャケットのために4人が渡ったのは1969年8月8日。ビートルズが初めてアビイ・ロード・スタジオに入ったのが1962年6月6日。プロデューサー、ジョージ・マーティンの前でテスト・レコーディングをするためだった。アビイ・ロード・スタジオには3つのスタジオがあり、そのなかでもビートルズが主に使っていたのが第2スタジオ。
1967年、初めて衛星生中継で世界を結んだテレビ番組『アワ・ワールド』でビートルズが「愛こそはすべて」を世界に向けて歌ったのもアビイ・ロード・スタジオだった。3億5000万もの人が、花でいっぱいに飾られた第1スタジオで演奏するビートルズに注目した。


アビーロード・スタジオ
EMIのレコーディング・スタジオ。ビートルズが初めてここに足を踏み入れてから、1969年8月20日に4人そろって最後のセッションを行なうまでの7年間、ほとんどすべてのビートルズ・ナンバーがここから生まれた。


アラウンド・ザ・ビートルズ
4人が長期休暇中の1964年5月6日にイギリスのITV系列で放送された1時間の特別番組。映画“A HARD DAY'S NIGHT”の撮影のあいまをぬってハード・スケジュールで収録された。4人はライブ演奏のほかに、衣装をつけてシェイクスピアの『真夏の夜の夢』を演じた。番組のタイトルは、昔のシェイクスピア劇のように円形ステージで行なわれたことからついた。
同じ年の5月24日にアメリカのABCテレビでダイジェスト版が放送され、6月8日にはイギリスで再放送された。


アラン・ウィリアムズ
ビートルズがよく立ち寄ったり出演していたジャカランダ・クラブのオーナー
ビートルズにとって最初のマネージャー的な役割をはたしていたが、仲介料の支払いのことでもめて、ビートルズから手をひき、「ビートルズを手放した不運な男」となってしまった


アラン・オーウェン
リヴァプール生まれ ヤァヤァヤァの脚本家


アラン・クライン
1931年12月13日ニュージャージー州生まれ。1960年代中期、ローリング・ストーンズの経営顧問としてストーンズに多額の利益をもたらしたこともある、やり手のアメリカ人会計士。だが、その強引なやり方から悪名高い人物でもあった。ジョンにも初めは敬遠されていたが、最初に会ったときにジョンの曲に対すること細かな感想や、みずからの恵まれないおいたちについて話し、ジョンの共感を得た。アップルとの契約後は、それまでの経営陣を含め大幅な人員削減を行なうなどして、財政再建を成功させた。しかし、彼の金儲け主義を嫌悪していたポールとは初めから対立していて、その後ほかの3人とも対立。1973年にアップルから退陣した。


アルフレッド・レノン Alfred Lennon
ジョンの父
1912年リバプールに生まれる 通称フレッド 9歳で孤児となり15歳で働き始め27歳で船のウェイターとなる ジョンと暮らしたのはジョン5歳の時の数週間だけ


アレック・ダグラス・ホーム
1964年当時のイギリス首相 最初のビートルズ・アメリカ公演の後「ビートルズはイギリス最高の輸出品である」と言った


アワ・ワールド Our World
1969年初の世界中継番組 ビートルズはイギリスを代表して出演 愛こそはすべて All You Need Is Loveを演奏


アンソロジー1・2・3
ザ・ビートルズ アンソロジー1・2・3 THE BEATLES ANTHOLOGY 1・2・3参照


アンド・アイ・ラヴ・ハー And I Love Her
ア・ハード・デイズ・ナイト、EPエクストラクツ・フロム・ザ・フィルム『ア・ハード・デイズ・ナイト』、赤盤 2分28秒
詞・者 ジョン−ポール ボーカル ポール
レコーディング 1964年2月27日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ノーマン・スミス
映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の挿入歌。ガット・ギターとクラベスの音が印象的なバラードの傑作。

■テイク2
アンソロジー1 1分51秒
レコーディング 1964年2月25日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ノーマン・スミス
ドラムが前面に出た初期テイク。ギターのアルペジオのパターンを変えるなど工夫もあるが、全体としてはマスター・バージョンのほうが洗練されている。


アンド・ユア・バード・キャン・シング And Your Bird Can Sing
リボルバー収録 1分59秒
詞・曲 ジョン−ポール ボーカル ジョン(ポール、ジョージ)
レコーディング 1966年4月26日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ジェフ・エメリック
ジョンとジョージのツイン・リード・ギターが印象的な、ドライブ感あふれるナンバー。ポールの複雑なベース・ラインがいっそう躍動感を与えている。

■テイク2
アンソロジー2収録 2分13秒
ボーカル ジョン、ポール
レコーディング 1966年4月20日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ジェフ・エメリック
「笑い」バージョン。バッキング・トラックはマスターと同じで、なぜかメンバーが笑いはじめる。ジョンのカウントから始まり、全編にポールのコーラスが入る。歌詞の「鳥が傷ついたら」はここでは「バイクが壊れたら」。


アンナ Anna (Go To Him)

プリーズ・プリーズ・ミー、EPザ・ビートルズ・ナンバーワン 2分54秒
詞・曲 アーサー・アレキサンダー ボーカル ジョン(ポール、ジョージ)
レコーディング 1963年2月11日 アビイ・ロード・スタジオ
プロデューサー ジョージ・マーティン
エンジニア ノーマン・スミス
ジョンお気に入りのシンガー、アーサー・アレキサンダーが1962年に発表した曲。イントロのジョージのギターはチェット・アトキンス奏法。