THE BEATLES/ザ・ビートルズ <LP.CD>
1968年11月リリース
A B
4ヶ月半もの長期に渡るセッションの中から30曲を収録した、ビートルズ初の2枚組のアルバム。

浮き彫りになった"The BEATLES" のタイトルと通し番号を付けただけの真っ白なジャケットから "WHITE ALBUM" の愛称で呼ばれるようになった。
この頃の4人は最悪の状態でジョンはヨーコと出会いスタジオにまで彼女を連れてきていたし、リンゴは一時的にグループから離れてしまう。ただ一人1日もかかさずポールだけがスタジオ・セッションに参加していた。
4人がビートルズとしての総合体を拒否し、個人を主張し始めていた。
ジョンは後にこう語っている。
「これは「自分たちにとっ初めての自意識過剰ではないアルバムだ。」と…
重苦しいバンド内部の雰囲気とは裏腹にホワイトは古今希にみる売れ足の早いアルバムとなった。

「サージェント・ペパー」、「マジカル」と続いたサイケデリックなアルバム・ジャケットの次に来たのが、このシンプルなジャケットを持つアルバムだった。
様々な音楽が入り乱れているにもかかわらず、そして2枚組にもかかわらず一気に聞き通してしまう。バンド内の緊迫感の故か、ある種の緊張感を持っていると思う。
原点であるロックンロールの流れを感じさせつつも、そこにあるものは「ビートルズが創造した音楽」 にほかならない。

1. Back In The U.S.S.R
2. Dear Prudence
3. Glass Onion
4. Ob-La-Di , Ob-La-Da
5. Wild Honey Pie
6. The Continuing Story Of Bungalow Bill
7. While My Guitar Gently Weeps
8. Happiness Is A Warm Gun
1. Martha My Dear
2. I'm So Tired
3. Blackbird
4. Piggies
5. Rocky Raccoon
6. Don't Pass Me By
7. Why Don't We Do It In The Road
8. I Will
9. Julia
C D
1. Birthday
2. Yer Blues
3. Mother Nature's Sun
4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
5. Sexy Sadie
6. Helter Skelter
7. Long Long Long
1. Revolution 1
2. Honey Pie
3. Savoy Truffle
4. Cry Baby Cry
5. Revolution 9
6. Good Night
YELLOW SUBMARINE/イエロー・サブマリン <LP.CD>
1969年1月リリース
A B 同名アニメ映画のサウンド・トラック盤。B面はジョージ・マーチン率いるオーケストラ。
4人がホワイトの発売を優先したため、映画公開半年後の発売となった。

ビートルズのレコードの中で一番聴いたアルバムは?と聞かれたら答えられないが、一番聞かなかったのは?と聞かれたら答えられる。たぶん、これ。
買うのも一番後回しだったと思う。
1. Yellow Submarine
2. Only A Northern Song
3. All Together Now
4. Hey Bulldog
5. It's All Too Much
6. All You Need Is Love
1. Pepperland
2. Sea Of Time & Sea Of Holes
3. Sea Of Monsters
4. March Of The Meanies
5. Pepperland Laid Waste
6. Yellow Submarine In Pepperland
ABBEY ROAD/アビー・ロード <LP.CD>
1969年9月リリース
A B
実質的なラスト・アルバム
グループ内は内部分裂していたというのに、この完成度の高さには言うべき言葉が見つからない。
B-10 「The End 」で、リンゴのドラム・ソロ、ポール・ジョージ・ジョンのギター・ソロをフューチャーしてこのアルバムは終わりを告げる。

初めて聞いた時の衝撃は、やはりB面のメドレー。息つくひまもなかった。私のレコードはすり切れてしまっている。 
昔、文化放送でみのもんたが「Come Together 」という番組をやっていて(決して電話人生相談ではない)、テーマ曲だった「Come Together」 の為に毎日番組を聞いていた。

1. Come Together
2. Something
3. Maxwell's Silver Hammer
4. Oh! Darling
5. Octopusus's Garden
6. I Want You (She's so heavy)
1. Here Comes The Sun
2. Because
3. You Never Give Me Your Money
4. Sun King
5. Mean Mr. Mustard
6. Polythene Pam
7. She came In Through The Bathroom Window
8. Golden Slumbers
9. Carry That Weight
10. The End
LET IT BE/レット・イット・ビー <LP/CD>
1970年11月リリース
A B パーティーの終わりはいつもさびしい。
そして、それが楽しかったパーティーであればあるほど帰る時はさびしい。
1. Two Of Us
2. Dig A Pony
3. Across The Universe
4. I Me Mine
5. Dig It
6. Let It Be
7. Maggie Mae
1. I've Got A Feeling
2. One After 909
3. The Long And Winding Road
4. For You Blue
5. Get Back