JOHN LENNON

UNFINISHED MUSIC NO.1:TWO VIRGINS
1968年リリース
68年11月にリリースされたジョンとヨーコの初の共作
LIVE PEASE IN TORONT 1969/平和の祈りを込めて ライブ・ピース・イン・トロント1969
1969年11月リリース
1969年9月13日トロントのヴァーシティ・スタジアムで行われた”ロックロール・リヴァイヴァル・ショー”でのプラスティック・オノ・バンドのファースト・ギグの模様を収録したライブ・アルバム
ヨーコの絶叫がなんとも言えないっす。。。。。。
ジョンの魂/PLASTIC ONO BAND <LP.CD>
1970年、リリース 全英11位、全米6位を記録
A B
未完成やウェディング・アルバムといった、前衛的な(一般的に受け入れにくい)作品が続いた後のアルバム。ソロ・アルバムとしてはファーストといって良いだろう。
1曲目MOTHERはジョンの心の叫びのようだ。
ファースト・ソロ・アルバムは鐘の音で始まり、ラストアルバム「ダブル・ファンタジー」は鈴の音で始まる。天才は運命を駆け抜けていったのだ。
彼はこのアルバムを作る前にセラピー(プライマル・スクリーム)を受けたという。彼はそれにより彼自身の心の叫びを歌うことができた。(良くも、悪くも)

決して家庭的に幸せとは言えなかった彼の幼年時代。ヨーコとの出会いは彼の何を変えたのだろうか?彼は彼女の中の何を求めたのだろうか。
その答えは、このアルバムのジャケットを見ればおのずと出て来るであろう。
聞き込めば、聞き込むほど ジョンの世界の虜になってしまう。
・MOTHER
・HOLD ON
・I FOUND OUT
・WORKING CLASS
 HERO
・ISOLATION
・REMEMBER
・LOVE
・WELL WELL WELL
・LOOK AT ME
・GOD
・MY MUMMY'S DEAD
イマジン/IMAGINE <LP.CD>
1971年リリース 全英、全米1位
A B
アスコットの自宅スタジオで、わずか9日間で制作された。
フィル・スペクターを迎え、参加ミュージシャンと共にコミューン的な雰囲気の中で作られたアルバム。
限りなくシンプルで研ぎ澄まされたような「ジョンの魂」と比べて、シンプルさの中にも華やかさがあるように思う。(ジョン自身は「イマジンはジョンの魂に砂糖をまぶしたようなもの」と言っていたようだが。
B-3 は あまりにも有名な「HOW DO YOU SLEEP?」 皮肉屋ジョンが顔を出している。
愛と平和の歌として歌い継がれてきた「IMAGINE」は湾岸戦争の時にBBCが放送禁止のリストに加えた。
「IMAGINE」の印象が強く語られることの多いアルバムだが、A-5 B-6のようなジョンの原点であるロック・ナンバーも忘れてはならない。

下世話な話で恐縮ですが、JEALOUS GUYを聞いて、ジョンも焼き餅やくのかあ…と思った。
A-5のようなストレートなロックも、B-2のようなラヴ・ソングもジョンというフィルターにかかり独自の世界となる。
そこには大げさなストリングスや大人数のバックは必要がない。
1. Imagine
2. Crippled Inside
3. Jealous Guy
4. It's So Hard
5. I Don't Want To Be A Soldier Mama,I Don't Want To Die
1. Give Me Some Truth
2. Oh My Love
3. How Do You Sleep ?
4. How ?
5. Oh Yoko !
SOME TIME IN NEW YORK CITY
1972年9月リリース
MIND GAMES/ヌートピア宣言 <LP.CD>
1973年11月リリース
A B
理想国家ヌートピアの誕生を宣言したアルバム。A面最後に収録されている「Nutopian International Anthem」は、わずか3秒の無音トラックだが、その3秒間にヌートピアへの参加を宣言すれば、だれでも理想国家の住人ヌートピアンになれる、というジョンらしい趣向になっている。
ロンドンからニューヨークに本拠を移し、さまざまな政治的軋轢を経験し、さらにヨーコとの不仲説もからみ、当時のジョンは精神的に不安定だったと伝えられている。アメリカ移民局とのヴィザをめぐるトラブルは、ジョンに国家、国境、法律といった事柄について深く考えさせることになった。それがこのアルバムのヌートピア宣言につながっている。
アメリカ・イギリスでは過去の焼き直しばかりで新鮮みがないと酷評された。

アルバムはジョンの魂、イマジンに比べてよりソフトで聞き易くなっている。メッセージ性も前2作に比べて薄いようだ。ロック色も弱い。そのかわり、耳にはやさしい。
研ぎ澄まされた感性は時には聞いていてつらくなることもある。この時期、ジョン自身は精神的に追いつめられていたのかもしれないが、考えて見ればジョンの短い生涯の中で彼が安らぐことが出来たのはハウス・ハズバンドとして過ごしていた5年間だけなのではないだろうか。
1. Mind Games
2. Tight A$
3. Aisumasen(I'm Sorry)
4. One Day(At A Time)
5. Bring On The Lucie(Freda Peeple)
6. Nutopian International Anthem
1. Intuition
2. Out The Blue
3. Only People
4. I Know(I Know)
5. You Are Here
6. Meat City
WALLS AND BRIDGES/心の壁 愛の橋 <LP.CD>
1974年9月リリース
A B
「失われた週末」と呼ばれたヨーコとの別居期間に作成されたアルバム。
サウンド、アレンジともにゴージャスな仕上がりになっている。アルバム全編に流れるのはヨーコへの思いだった。
エルトン・ジョン(ピアノ・コーラス)との共演によるA-2 はエルトンの予言通り全米1位になり、「もしも本当に1位になったら(エルトンの)ステージに上がる」という賭に負けたジョンは1974年11月28日、マディソン・スクエア・ガーデンでのエルトン・ジョンのステージで3曲を演奏した。(ジョンのソロとしては初のNo.1だった。)このゲスト出演が結局ジョンにとって最後のライブ・パフォーマンスとなってしまった。また、その夜バック・ステージでジョンはヨーコと再会し、ジョンの「失われた週末」は幕を閉じる。

アナログ盤はジャケットが三つに切れていて、遊べる。アナログではこういった遊び心のあるアルバムがよくあった。
ジョンとヨーコが別居したことを聞いたとき、これでジョンのアルバムの中で、ヨーコの声や大きくフーチャーされたヨーコの顔を見なくていいのかと思った。だが、ジョンにとってはヨーコなしの人生は考えられなかったようだ。歌詞はヨーコを追い求めているが、サウンド的には聞き易いロック・アルバムに仕上がっていると思う。
1. Going Down On Love
2. Whatever Gets You Thru The Night
3. Old Dirt Road
4. What You Got
5. Bless You
6. Scared
1. #9 Dream
2. Surprise,Surprise (Sweet Bird Of Paradox)
3. Steel And Glass
4. Beef Jerky
5. Nobody Loves You (When You're Down And Out)
6. Ya Ya
ROCK'N'ROLL/ロックンロール <LP.CD>
1975年2月リリース
A B
50〜60年代のR&RやR&Bの名曲をカヴァーしたアルバム。
リリースされたのは75年2月だが、フィル・スペクターのプロデュースでレコーディングされたのは 73年10〜12月。 しかし、フィル・スペクターが マスターテープを持って行方不明になってしまうというトラブルに見舞われたこともあって、大幅に完成が遅れてしまった。本来ならば、「MIND GAMES」と「WALLS AND BRIDGES」の間に発表されるはずのアルバムだったのである。
この時期ジョンは「失われた週末」と呼ばれるヨーコとの別居期間であり、その私生活は酒とドラッグでめちゃめちゃだった。しかし、ジョンの原点であるロック'ン'ロールを、彼はなんとのびのびと歌い上げていることか。

A-2 は大ヒットした映画「スタンド・バイ・ミー」のテーマ曲にもなり、このカヴァー・ヴァージョン自体がスタンダードになってしまっている。映画「スタンド・バイ・ミー」で主人公を演じた、リヴァー・フェニックスはジョンの少年時代と重なって見えた。彼もまた、若くしてこの世を去ってしまったのが惜しまれる。
優れたヴォーカリストとしてのシャウトするジョンを堪能できるのはこのアルバムをおいて他にはないと思う。
1. Be-Bop-A-Lula
2. Stand By Me
3. Medley
a, Rip It Up
b, Ready Teddy
4. You Can't Cach Me
5. Ain't That A Shame
6. Do You Want To Dance
7. Sweet Little Sixteen
1. Slippin' And Slidin'
2. Peggy Sue
3. Medley
a, Bring It On Home To Me
b, Send Me Some Lovin'
4. Bony Moronie
5. Ya Ya
6.Just Because
SHAVED FISH / ジョン・レノンの軌跡(シェイヴド・フィッシュ) <LP.CD>
1975年10月リリース
A B 1975年に発表された初のコンピレーション・アルバム。プラスティック・オノ・バンド名義の3曲を始め、全12曲中6曲がオリジナル・アルバム未収録のシングル曲。

ジャケットのイラストがそれぞれの曲紹介になっていて遊んでいる雰囲気がよい。
ジャケット裏面は「レノン印の削り節」のイラスト(LENNON BRAND /SHAVED FISH)。荒波に飛び跳ねる鰹の絵が何とも言えずリアル。
ただ残念だったのは削り節のパッケージに書かれている、「正味二オンス詰」の文字。ここまでするのなら、重さの単位はオンスではなくグラムにして欲しかったなあ…
1. Give Peace A Chance
2. Cold Turkey
3. Instant Karma !
4. Power To The People
5. Mother
6. Woman Is The Nigger Of The World
1. Imagine
2. Whatever Gets You Thru The Night
3. Mind Games
4. #9 Dream
5.Happy Xmas ( War Is Over )
〜 Give Peace A Chance
( reprise )
DOUBLE FANTASY/ダブル・ファンタジー <LP>
ごめんなさい。まだ聞けずにいます。
LIVE IN NEW YORK CITY/ライブインニューヨークシティ
1986年2月リリース
1972年8月30日ニューヨークのマジソン・スクゥエア・ガーデンで行われたウィルローブルック障害児施設のためのチャリティ・イベント”ワン・トゥ・ワン・コンサート”でのジョン・レノンとプラスティック・オノ・エレファンツ・メモリー・バンドの演奏を収録したライブアルバム
これがジョンとヨーコの最後のステージとなった
MENLOVE AVE./メンローブ・アヴェニュー
1986年11月リリース
IMAGINE(MUSIC FROM THE ORIGINAL MOTION PICTURE)
1988年10月リリース
LENNON LEGEND The Very Best Of John Lennon / レノン・レジェンド <CD>
1997年10月リリース
1. Imagine / 2. Instant Karma ! / 3. Mother / 4. Jealous Guy
5. Power To The People / 6. Cold Turkey / 7. Love / 8. Mind Games / 9. Whatever Gets You Thru The Night / 10.#9 Dream / 11. Stand By Me / 12. (Just Like ) Starting Over / 13. Woman / 14. Beautiful Boy ( Darling Boy ) / 15. Watching The Wheels
/ 16. Nobody Told Me / 17. Borrowed Time / 18. Working Class Hero / 19. Happy Xmas ( War Is Over ) 20. Give Peace A Chance
このアルバムは基本的にジョンのソロ活動期のシングル曲を集めたベスト盤であり、ジョンのビートルズ以降の足跡をたどることが出来る。
「ダブル・ファンタジー」から4曲、「ミルク・アンド・ハニーから2曲、合計6曲のシングル・カット曲が収録されている。

私なりの結論、ジョンほどベスト盤で聞くことがそぐわないアーチストはいない。
WONSAPONATIME